みんなで一緒に子育てする保育園づくり

ホリスティック育自学
 今回のテーマは『企画やいろいろ勉強会』です。


学生のとき、看護士のお母さんたちと協力して運営される小さな共同託児所にアルバイトで勤めていたことがあります。

※ 共同託児所(保育所)とは、お子さんを預けるその保護者と、お預かりする側の保育士で相談しながら運営されていく保育園のこと。


仕事をしながら、お子さんと離れている間の環境(保育園)のことも考え、自力で築いていこうとするお母さんたちと、

お預かりしている間、できる限り、子ども達にとって適切な環境(保育園)をつくり、また、お母さんたちの想いに応えていこうとする保育者たち


その両者の力が合わさって、(お母さんたちの子育てを中心にして)みんなで(社会で)子ども達を育てていこうとする、

その小さな保育園(共同保育所)では、お金もなくて、人材も乏しかったけれども、その分、たくさんの愛のある保育がなされていたと記憶しています。


今、僕自身でつくっている保育所風の子は、形からすれば、保育者側が保育する場・環境をつくって、その理念に共鳴してくださる人、

その保育を必要としてくださるお母さんたちに、保育環境を提供する・・・といった流れではありますが、この「みんなで一緒に子育てする」というスタイルは、形こそ違えど、保育所風の子という保育園にできる形で実現させていきたいなぁと常々考えてきました


大阪に『アトム共同保育園』という、この共同保育所運営から、のちに
認可園となった有名な保育園があります。

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最近、東京では、なかなかお見かけしなかった、この保育園の園長先生による講演会があるそうなので、下に情報を転記いたします。

保育所ってなんだろう、「みんなで一緒に子育てする」って言っても、それってどういうことなんだろう、人が育つって、どういうことなんだろう。

こういった機会に、僕もより深いところで、「みんなで一緒に子育てする」ってことを、あらためて考え、
そして、今後の保育園づくりに活かしていきたいと思っています。


【みんなでつくる保育所に! vol.2】
「みんなで、子育てする」って、どういうこと?

 〜大阪・アトム共同保育園/「大人も育つ保育園」に学ぶ〜

○日時:2007年1月21日(日)午前10時〜12時30分
○場所:上尾市文化センター小ホール
    上尾駅東口より徒歩15分。

○お話し:市原悟子さん アトム共同保育園園長
    +保育園を記録したビデオを上映します。

  市原悟子さん:
   保育士。高知県の離島、沖ノ島に生まれ。
   高校卒業後、京都大学「風の子保育園」の
   保母となる。
   1978年アトム共同保育所に入り、90年
   所長代理をへて現職。
   和歌山大教育学部客員教授。著書に
   『大人が育つ保育園』(ひとなる書 房)など。

○参加費: 一般;1000円 杉の子会員;無料

○託児あります:先着25名、事前にお申込みください
 1歳〜就学前、300円

○主催:上尾市立保育所保護者会連合会(杉の子連合会)


大阪府の南部、関西国際空港の近くの熊取町(人口四万四千人)にアトム共同保育園はあります。
 
30年以上にわたる共同保育所(保護者と保育士で相談しながら運営していく方法)の経験を経て、

2003年から町立保育所の一カ所をひきうけ、公設民営の認可保育園として運営されています。


その実践は、NHKスペシャル「裸で育て君らしく〜大阪 アトム共同保育所」として一時間にわたって放映され、全国から大きな反響が寄せられました。
 
そこで描かれていたのは、幼い子どもたちが、日々、友達や自分との葛藤やトラブルの中で、自分の気持ちを表現し、

友達の気持ちを聞き、互いに認め合いながら成長していく姿。


そして、子どもたちがケンカをしたり、仲間はずれにしたりしても、安易に介入し、言葉だけで「だめよ」と言ったりしない、

じっと見守り、どれだけ時間がかかっても、子ども本人が話し合い、気持ちを伝え合うこと、をだいじにする、そんな保育士の姿。

とまどい、悩みながらも、語り合って成長する親たちの姿でした。
 

「トラブルが人を育てる。」と市原さんはいいます。

「保育所はいろんな人がいるところです。いろんな人がいることはトラブルがおきるということ、トラブルを避けていては、人は育ちません。

その乗り越え方によって、人はつながることができます。

自分の気持ちを表現して、ぶつかることで人は育つのです。
それは大人も同じです。」

そのたぐいまれな実践から、アトム共同保育園は「大人も育つ保育所」といわれています。
 

保育所ってなんだろう、

「みんなで一緒に子育てする」って言っても、それってどういうことなんだろう、人が育つって、どういうことなんだろう。
 
少したちどまって、思いをめぐらせてみる、そんな時間をもちたいと思います。
 

この前日(1月20日)、市原さんは、上尾の全市立保育所の職員(約300人)対象の研修で講演をされます。

私たちも、その話を聞いて、先生たちと同じ想いに近づきたいと考え、杉の子連合会として、今回の講演会を企画しました。

どなたでも参加できます。ぜひ、おこしください。
チラシ等くわしいご案内はこちらから


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いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
当記事は、NPO法人保育所風の子 園長遠藤の個人的な著述です。

個人的な見解も含みますので、みなさん自身のご意見やご感想も
聞かせていただけると、とてもうれしく思います。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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配信: ホリスティック育自学研究所

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ホリスティック育自学の探究について

 子どもを「育む」とは、子どもを“まもり育てる”行為です。

子育てをする女性が、子どもを大切に想い心肝をくだく行為と同様に、自身のカラダやこころをも大切にし、気負うことなく自ら親としての責任を担い、自らが子どもを育てていく自覚をもてると、もっと幸せに、もっとたのしく子育てができるのではないでしょうか。

お母さんがいきいきと、楽しみながら赤ちゃんと向きあえる、そんな「お母さん自身の生活リズムと、赤ちゃんの心体リズムとの、バランスのとれた子育て」を目指していただきたいなぁということです。

 上手な子育ての方法、というと、心と心の対話を中心としたコミュニケーションが持てはやされています。保育を生業にしながら、

「子どもの心情を受け止める」とか、「子ども自らやる気にさせる言葉かけ」などなど、ある部分、なんとなくわかったつもりで、でも、なんとなく曖昧にしながら、やってきたところがありました。

 正直、今も子どものこころの内の細部までは、(想像つくこともありますが)やっぱり、子どものこころの中は、残念ながら分かりません。

泣かれるから抱いたり、あかちゃんの気持ちを察するゆとりなく抱くことが全てのお母さんも多いと思います。

 でも、よくよく考えたら、子育てってコミュニケーションだけではないんですよね。目の前の子どものあるがままを確認したら、もっと見えるものが出てきます。

そこのところも、もっと知ってもらえたらなぁと思っています。