保育料の滞納と、その問題に携わる保育者の専門性

ホリスティック育自学
 今回のテーマは『時事・子育て社会』です。


 保育所風の子の園長、遠藤です。園長日記を読みに
きてくださり、ありがとうございます。

 今日は8月末の話題となりますが、許してくださいね。
実態が徐々にあきらかになってきたようです。

モラル低下ここまで…保育料も滞納、計90億円<8月23日付け産経新聞>
 全国の認可保育園で昨年度、保育料の滞納が89億7000万円にのぼったことが22日、厚生労働省の初めての全国調査で分かった。滞納した保護者は全体の3・7%にあたる約8万6000人で、滞納が増加傾向にあると答えた自治体の多くが、保護者のモラルの低下を理由にあげた。厚労省は同日、保護者への納付督促や徴収を適切に行うよう全国の自治体に通知

 利用者側のモラル観ばかりが言われていますね。もちろん、
払うべきものは、払っていただかないといけないわけです。

 しかし、あえてちょっと別の角度、われわれ保育園側の
問題点も考えてみないことには、根本的な解決にいたらない
ような気が、ボクはしています。


 当園、保育所風の子でも、4・5年前、保育料の滞納分が
大きく膨らんで困っていた時期があります。

この時期、回収に必死になりましたが、その努力もむなしく
思えるほど、未納分を回収するには全くいたりませんでした。


 どうにも打つ手がなくなりましてねぇ・・・

回収するためのアイデアが何も思い浮かばなくて、半分は、
悔し紛れでしたけど、それまでのことを、

あらためて振り返ってみたんです。


 それはもう、毎日・毎日、払うべきものを払わない利用者が
悪いんだ。払って当然だ!という思いでいっぱいでした。

今にして思えば、「あなたは悪い人だ。払え、払え!」って、
相手に対して心の中で言いつづけていたようなものです。

 そんな自分たちはどうだったのでしょうか。

もしかしたら、払おうと思っていた保育料も、ボクらの態度で
気持ちよく納める気持ちをなくさせてしまっていたようなこと
はなかったでしょうか。


 ボクら保育者の主な仕事は、利用者のお子さんを責任もって
お預かりさせていただくことだと言えるのでしょう。

だからといって、全てが万事、子どものことだけを構っていればいい、

保護者のみなさんとは、朝、お子さんをお預かりして、帰りに無事
引き渡すのみの関係があればいい。

それ以上は、まるで仲良し友だちのように、にこにこ笑って、しゃべって
さようなら。。。

これでは、誰であっても払わなければならない義務すら忘れて
しまっても、おかしくないように思いますよね。


 保育園を利用し、保育料を払うことが『義務』だと考えてしまう
ことすらも、おこがましい、まだ専門性の乏しい保育者のおごり
なのかもしれません。

これは、例えば・・・の話です。


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いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
当記事は、NPO法人保育所風の子 園長遠藤の個人的な著述です。

個人的な見解も含みますので、みなさん自身のご意見やご感想も
聞かせていただけると、とてもうれしく思います。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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配信: ホリスティック育自学研究所

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 子どもを「育む」とは、子どもを“まもり育てる”行為です。

子育てをする女性が、子どもを大切に想い心肝をくだく行為と同様に、自身のカラダやこころをも大切にし、気負うことなく自ら親としての責任を担い、自らが子どもを育てていく自覚をもてると、もっと幸せに、もっとたのしく子育てができるのではないでしょうか。

お母さんがいきいきと、楽しみながら赤ちゃんと向きあえる、そんな「お母さん自身の生活リズムと、赤ちゃんの心体リズムとの、バランスのとれた子育て」を目指していただきたいなぁということです。

 上手な子育ての方法、というと、心と心の対話を中心としたコミュニケーションが持てはやされています。保育を生業にしながら、

「子どもの心情を受け止める」とか、「子ども自らやる気にさせる言葉かけ」などなど、ある部分、なんとなくわかったつもりで、でも、なんとなく曖昧にしながら、やってきたところがありました。

 正直、今も子どものこころの内の細部までは、(想像つくこともありますが)やっぱり、子どものこころの中は、残念ながら分かりません。

泣かれるから抱いたり、あかちゃんの気持ちを察するゆとりなく抱くことが全てのお母さんも多いと思います。

 でも、よくよく考えたら、子育てってコミュニケーションだけではないんですよね。目の前の子どものあるがままを確認したら、もっと見えるものが出てきます。

そこのところも、もっと知ってもらえたらなぁと思っています。